- リジッドデニムの特徴や育て方を知りたいなあ
- リジッドデニムを買いたいけど、扱いが大変そうだなあ
近年、デニム愛好家以外でも自分好みのジーンズを育てたいという方が増えています。
リジッドデニムはそんなに安くないし、うまく扱えるか不安になりますよね。私も初めてリジッドデニムを購入した時は、うまく育てられるか心配でした。
そこで今回の記事ではデニム愛好歴10年の私がリジッドデニムの特徴や育て方を解説します。また、リジッドデニムのおすすめのブランドも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Contents
リジッドデニム(生デニム)とは?特徴を解説
リジッドデニムとは、加工がされていないジーンズのことです。
加工がされていないとは「糊がついたままで水洗いされていない状態」を言います。
世の中のほとんどのジーンズは加工した状態で商品を出荷しています。
リジッドデニムのリジッドは英語でrigidであり、「固い、曲げられない」といった意味を持ちます。
一般的なジーンズに慣れている方は、初めてリジッドデニムを穿く際に違和感を覚えるかもしれません。
とはいえ、何十年も人々の心を魅了し、ファンが多いリジッドデニム。それには以下の特徴が関係しています。
リジッドデニムの特徴
- 艶があり、キレイめなファッションを楽しめる
- 洗うと縮む
- 経年変化・色落ちを楽しめる
- 旧式シャトル機で手間をかけて作られている
それぞれ、みていきましょう。
艶があり、キレイめなファッションを楽しめる
リジッドデニムは絶妙な光沢感があり、ジーンズでありながらクリーンな雰囲気が出ます。
よって、キレイめなファッションを楽しめるのです。特にスキニータイプのジーンズであれば、より一層ドレス感が増すでしょう。
リジッドデニムでキレイめなファッションを楽しみたい場合は、A.P.C.(アーペーセー)のプチニュースタンダードがおすすめです。
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洗うと縮む
リジッドデニムは洗うと縮む性質があります。なぜなら、綿(コットン)素材を使っているからです。
これはリジッドデニムに限った話ではないのですが、綿を使った服はすべて縮みます。
中でも、リジッドデニムは「綿素材である」と「水を一度も通していない」の2つの条件を満たしているので、大きな縮みが発生します。
下記でリーバイス501XX(LVC1955)のファーストウォッシュでどれくらい縮みが出たのか検証しているので、興味のある方はご覧ください。
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経年変化・色落ちを楽しめる
リジッドデニムは経年変化や色落ちが楽しめます。これが最大の特徴と言ってよいのではないでしょうか。
長く穿き込むことによって、ヒゲやハチノスなどが現れて、自分好みに育てる楽しさを味わえます。
私がリジッドデニムから10年穿き込んだジーンズがあります。レビューをしているので、ご参照ください。
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旧式シャトル機で手間をかけて作られている
リジッドデニムは旧式シャトル機により手間をかけて製造されているブランドが多いです。旧式シャトル機については下記の記事が参考になります。
旧式シャトル機で作られたジーンズはセルビッチデニムとも呼ばれ、ロールアップした時の「赤耳」が見えるのが特徴です。
この赤耳がファッションのアクセントになって良いんですよね〜。
セルビッチや赤耳など用語が出てきましたが、デニムを趣味にする上で知って損はない専門用語を下の記事でまとめています。興味のある方はぜひご覧ください。
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リジッドデニムの育て方
リジッドデニムの育て方は人それぞれです。自分で試行錯誤することがデニムを育てる楽しみでもあります。
今回は下記の3点を紹介しますが、「デニムの育て方は人それぞれ」を前提にあくまでも参考程度にお願いします。
リジッドデニムの育て方
- 糊落とし(ワンウォッシュ)をしてから穿く
- 糊落としをしない(リジッドの状態)で長期間穿き込む
- 気にせずガンガン洗う
それぞれ、みていきましょう。
糊落とし(ワンウォッシュ)をしてから穿く
購入直後に糊落とし(ワンウォッシュ)をしてから穿き込む育て方があります。
デニムは洗うと縮みます。特に、最初の洗濯(ワンウォッシュ)では、大きな縮みが発生します。
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リーバイスLVC501XX1955デニムのファーストウォッシュの縮みを検証
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ワンウォッシュして縮ませることで、ヒゲやハチノスが自分の身体に合った位置に出来上がる可能性が高まるのです。
ワンウォッシュ後のデニムは独特の毛羽立ち感が出てきて、「表面の毛羽感が好き」という人もいます。糊も落ちるので、動きやすくなるメリットもあります。
ただし、リジッドデニム独特の光沢感は失われてしまうので、覚えておきましょう。
引用:https://store.shopping.yahoo.co.jp/gb-int/vf-lev-501-0000-0115.html
上記の引用画像のように、ワンウォッシュをかけると少しのっぺりと印象になります。
糊落としをしない(リジッドの状態)で長期間穿き込む
糊落としをしない(リジッドの状態)で長期間穿き込む育て方もあります。長期間穿き込むメリットは、きれいな色落ちが実現しやすいことです。
糊が付いたままの固いジーンズは、最もアタリ(擦れて色落ちした部分)が出やすくなります。
きれいな色落ちを目指すのであれば、最低でも3ヶ月~6ヶ月は穿き続けましょう。
洗わずに穿き続けることに抵抗感がある人はいるかもしれません。そのような方にはデニム専用の消臭スプレーをおすすめします。
デニムに特化した消臭スプレーなので、余計な色落ちを抑えつつ消臭できます。気になる方は下記リンクをご覧ください。
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気にせずガンガン洗う
難しく考えずに、ガンガン洗ってしまう育て方もあります。
色落ちが早まってしまうデメリットがありますが、それはそれで面白い表情をみせてくれるでしょう。
濃いインディゴから徐々に淡くなっていくのがリジッドデニムの真骨頂でもあるので、できるだけ色落ちを抑えられる中性洗剤で洗うことをおすすめします。
また、他の洗濯物と一緒に洗ってしまうと、デニムのインディゴが色移りしてしまうので、デニム単体で洗うようにしましょう。
リジッドデニム購入におすすめのブランド
リジッドデニムを製造販売しているブランドはたくさんあります。そんな中でもおすすめしたブランドである以下2点をピックアップします。
初心者は以下の2点からデニムデビューして間違いないでしょう。
おすすめブランド①Levi’s(リーバイス)
Levi’s(リーバイス)はリジッドデニムを紹介する上で外せないブランドです。大半の方が名前を聞いたことがあると思います。
言わずと知れた世界最古のデニムブランドです。特にLVC(LEVI’S VINTAGE CLOTHING )のリジッドデニムはカッコいい!!
LVCとは、過去のリーバイスジーンズを復刻・再現したブランドです。
リーバイス社のアーカイブから、年代別にリーバイス製品のデザインや素材、生産方法などを研究し、復刻・再現することで、当時のリーバイスの魅力を現代に伝えています。
LVCは、古着市場で高く評価されているリーバイスデニムのディテールや質感を忠実に再現しており、ファッションアイテムとしてだけでなく、リーバイスの歴史や文化を知れる商品群としても注目されています。
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おすすめブランド②A.P.C.(アーペーセー)
1987年にフランスの首都パリでブランドをスタートしたA.P.C.(アーペーセー)。A.P.C.(アーペーセー)では様々なアイテムを展開していますが、その中でもデニムの人気が高いです。
無駄のない洗礼されたシルエットがどのファッションにも合うため、男女問わず多くの方から支持を得ているブランドです。
私はアーペーセーのプチニュースタンダードを所有していますが、シルエットがキレイになるためお気に入りの1本となっています。
アーペーセーのプチニュースタンダードは以下の記事で解説しています。気になる方はご覧ください。
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まとめ:リジッドデニムで自分オリジナルの1本を楽しみましょう
本記事では、リジッドデニムの特徴や育て方を解説しました。デニムは穿き込むことでオリジナルの1本になります。
「リジッドデニムは管理が大変そう」と思う方もいますが、実際は大したことはありません。それよりも育てるのが楽しく感じると思いますよ。
是非、怖がらずにリジッドデニムを買って、自分オリジナルの1本を楽しみましょう。
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