- パラブーツのシャンボードが気になるな
- シャンボードのサイズ選びって難しいのかな
- できれば試着したいけど、近くに店舗がないし、誰かシャンボードのサイズ選びを解説している人いないかな
パラブーツのシャンボードは長きに渡り人気の革靴です。シャンボードに憧れを持っている方はいらっしゃるでしょう。
カッコ良くもあり可愛くもあるフォルムは唯一無二ですよね。雨に強いのも魅力の一つです。
そんなシャンボードですが、私もずっと欲しくて、2023年6月にようやく購入できました。ビジネス用の革靴は持っていたのですが、私服用の革靴はシャンボードが初めてです。
自分の中では記念すべき一足でありながら、デザイン面も機能面も満足しており、2023年買って良かったアイテムNo.1でございます。
シャンボードの購入にあたって、頭を悩ますのが、サイズ選び。シャンボードのフィッティングはとても難しいと思います。
私も店員さんのアドバイスをもらいながらUK6.5を選びました(筆者の足の実寸25.5cm)。当時はサイズ選びを相当悩みましたが、半年以上履いた今ではUK6.5を選んで良かったと思います。
このような経験も踏まえて、本記事ではシャンボードのサイズ感や特徴について徹底解説します。シャンボードを通販で購入したいと考えている人はぜひ参考にしてください。
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Contents
【パラブーツ】シャンボードの特徴・スペック
「パラブーツといえばシャンボード!!」と言っても過言ではないくらいシャンボードはパラブーツを代表するアイテムです。ざっくりとですが、シャンボードの特徴は以下のとおりです。もう知っているよ!という方は飛ばして頂いて結構です。
シャンボードの特徴
- 丸みのあるポッテリとしたシルエットでありながら、無骨さも感じる佇まいでどの服にも合わせやすい
- ノルヴェイジャン製法と自社製のラバーソールで高い防水性がある
- リスレザーは耐水性を誇り、エイジングも楽しめる
※ノルヴェイジャン製法はソールをアッパーに直接縫い付ける手法。靴の防水性と耐久性が向上する
※リスレザーは油分の多いスムースレザーのこと。蒸発しにくく、撥水効果が継続しやすい。
シャンボードのスペックは以下のとおりです(2023年11月時点)。
モデル | シャンボード |
価格 | ¥96,000 |
カラー | NOIR,NUIT,MARRON,CAFE,BLANC |
素材 | アッパー:牛革/底材:ゴム |
原産国 | フランス |
サイズ | UK5.0(23.5)~UK12(30.5) |
パラブーツを代表するUチップモデル「CHAMBORD(シャンボード)」。
ぽってりとした丸みのあるフォルムのUチップはフランス靴を代表とするデザインです。拝みモカと呼ばれるモカ部分をつまんで縫う製法を採用しています。
オリジナルの「TEX SOLE」は、濡れた路面でも滑りづらく、クッション性に優れ、耐久性が高いのが特長です。
カジュアルからジャケットスタイルまで、様々なスタイルにマッチする汎用性の高いデザインです。引用:パラブーツ公式
【パラブーツ】シャンボードのディティール
シャンボードのディティールを紹介します。
シャンボードの上からの画像です。前面のUチップがとても愛らしいです。
シャンボードの後ろからの画像です。
シャンボードのサイドからの画像です。
靴紐箇所の画像です。シャンボードは外羽根式です。外羽根式とは靴紐を結ぶ部分が甲に覆いかぶさっている状態の靴を言います。
↑のように外羽根式は靴紐を外すと羽根が全開します。外羽根式はワークブーツやチャッカブーツなどに用いられることが多く、カジュアルな印象を与える革靴です。
革靴は内羽根式と外羽根式の2種類ありますが、違いが知りたい人は以下の記事をチェックするとよいでしょう。
Uチップのアップ画像です。
サイドの縫い目の画像です。これがノルヴェイジャン製法。ノルヴェイジャン製法を用いることで雨が侵入しにくくなるのです。
タグの画像です。知っている人はこのタグをみると「おっ、パラブーツだな」と思うでしょう。
ソールの画像です。パラブーツのソールはパラテックスと言われる独自のラバーソールを使用しています。パラブーツは世界で唯一、ラバーソールを自社生産する革靴メーカーです。
天然のラテックス素材にこだわり、独自の合成技術で作られたソールはクッション性や履き心地は抜群です。
靴の中の画像です。インソールは接着されており、取り外すことはできません。
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【パラブーツ】シャンボードのサイズ感・サイズ選び
シャンボードはフィッティングが非常に難しいと言われています。できれば、店舗に足を運んで試着してサイズを選ぶのがベストでしょう。
しかし、近くに店舗がない方は試着ができませんよね。ここではシャンボードのサイズ感・サイズ選びのポイントを紹介します。
サイズ選びのポイント
- シャンボードはハーフサイズ小さめがよいと言われている
- シャンボードは甲高でサイズ感が合わない可能性がある・羽根閉じは受け入れよう
- リスレザーは革が伸びやすい
- 試着するのがベスト
それぞれ、解説しますね。
シャンボードはハーフサイズ小さめがよいと言われている
引用元:https://item-shopping.c.yimg.jp/i/n/sneak_prb-099413_5
上記がパラブーツのサイズ表になるのですが、あまり参考にしないほうがよいです。パラブーツは登山靴にルーツがあり、厚めの靴下にも対応できるような作りになっています。
つまり、サイズ表記よりも少し大きめの作りになっているのです。
私はパラブーツ青山店で購入しましたが、実寸からハーフサイズ下げることを推奨されました。
「パラブーツ サイズ感」で検索してみると、ほとんどのサイトでもハーフサイズ下げると良いと書かれているので、シャンボードを購入する上で「ハーフサイズ小さめを選ぶ」というのは鉄板なのかもしれません。
※ハーフサイズは0.5cmを意味します。
※私の具体的な足の実寸と選んだサイズはたくさんの画像を添えて後述します。
シャンボードは甲高でサイズ感が合わない可能性あり・羽根閉じは受け入れよう
パラブーツは登山靴をもとに開発しており、分厚い靴下を履く前提で甲高な作りになっています。
特に、シャンボードは甲高が顕著です。足が甲高な人にとっては嬉しいですが、私のように甲が低い人は羽根が閉じ切ってしまいます。
羽根が閉じ切ってしまうと、これ以上、靴紐で調整することができません。甲に隙間があるまま閉じてもフィット感は上げられないのです。
かといって、小さいサイズを買うと足指がつま先に当たってしまう可能性も否めません。私はハーフサイズ下げたものを半年ほど履きましたが、特に履き心地の悪さを感じずに歩けています。
インターネットで調べると、羽根閉じを受け入れている方もいらっしゃるようです。
また、青山店で購入した際に店員さんからも羽根閉じても気にしないで履いている人多いですよ!と仰っていたので安心しました。
シャンボードは日本人向けに作られているアイテムではないので、羽根閉じは仕方ないと考えた方がよいかもしれません。
羽根閉じが気になるようでしたら、インソール等で微調整ができるので、以下記事をチェックするとよいでしょう。
インソールでパラブーツシャンボードのサイズ調整 | フィット感が良くない時の改善方法紹介
リスレザーは革が伸びやすい
パラブーツにはリスレザーが使われています。リスレザーは通常の革よりも柔らかいため、履き慣れてくるとサイズが緩くなると言われています。
通常の革でも経年によりアッパーは伸びてきますが、リスレザーは特に顕著です。リスレザーのことも考慮するとハーフサイズ(もしくはワンサイズ)小さめのサイズを選ぶことは理に叶っていますね。
試着するのがベスト
シャンボードのフィッティングは非常に難しいです。スニーカーや通常の革靴よりもシャンボードの試着は重要だと思います。
近くに店舗がある場合は、ぜひ足を運びましょう。店舗に行けない方は、本記事で紹介するようなサイズ選びを参考にしていただければ幸いです。
通販でシャンボードを購入する際は、できるだけ返品可能なお店で購入する方がよいでしょう。下記のサイトであれば、もしサイズ選びに失敗したとしても返品できます。
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シャンボードのサイズ選びの参考に!筆者は25.5cm、シャンボードはUK6.5です
ここまではシャンボードのサイズ選びで一般的に言われていることや実際に私が店員さんに言われたことをまとめました。ここからは、私の足の実寸と選んだサイズを紹介いたします。
筆者の足寸法
- 足長(左) 25.5cm
- 足囲(左) 23.0cm
- シャンボードのUK6.5(25.0cm)を購入
※足長とは1番長い足の指先からかかとまでの長さ。足囲とは足の親指と小指の付け根にある骨の出っ張りをぐるりと1周した時の長さです。
私は足長が25.5cm、足周が23.0cmでシャンボードのUK6.5を購入しました。UK6.5を「cm」に変換すると、25.0cmとなります。
つまり、ハーフサイズ小さいシャンボードを購入したのです。店舗で試着した際は、UK6.5とUK7.0を試着し、所感は以下のとおりです。
ポイント
筆者の実寸:25.5cm
シャンボードUK6.5(25.0cm):土踏まず付近が痛い程度、ホールド感もあり問題なし
シャンボードUK7.0(25.5cm):紐できつく縛っても、足が固定されず中で動く感じがあった(痛みはなし)
試着をして良いと思ったサイズはUK6.5でした。UK7.0は中で固定させずに少し歩きにくさを感じたのです。店員さんからも実寸よりハーフサイズ落とすがベターと言われたこともあり、迷うことなくUK6.5を購入。
UK6.5は土踏まず付近が痛かったのですが、履き込むことで横方向に伸びて痛まなくなると言われたので、あまり気にしなかったです。
実際に半年履いた現在では、土踏まず付近の痛みは全く感じません。歩きにくいとも感じないので、UK6.5を選んで正解だと思っています。
私と同じようなサイズ感(足長25.5cm、足周23.0)であれば、UK6.5がフィットする可能性があります。
通販でシャンボードを購入する際は、できるだけ返品可能なお店で購入する方がよいでしょう。下記のサイトであれば、もしサイズ選びに失敗したとしても返品できます。
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【パラブーツ】シャンボードのサイズ選びに関する口コミ
シャンボードのサイズ選びに関して口コミをピックアップします。
利用者サイズ:24.0cm
サイズ5.5(足実寸24cm、甲は高くも低くもないと思います)を購入しました。薄手のソックス使用時は羽は閉じてしまいますが幅はジャストです。厚手のソックスの時は丁度良い感じに使用出来ます。(幅は若干きつめです)
引用元:楽天
利用者サイズ:26.0cm
トリッカーズのバートンで7.5をはいております。今回初パラブーツでしたが、シャンボードも7.5でピッタリでした。商品もきれいで注文してすぐに発送していただきました。
引用元:楽天
利用者サイズ:26.0cm
サイズUK6.5が適正サイズ。私物はUK7を愛用していますが、着用していくと底が沈み、アッパーが伸びてきたのでハーフ下げても良かったな、と感じました。
引用元:ZABOU東京
利用者サイズ:26.5cm
普段スニカーでは、26.5cmですが、パラブーツのサイズ7を購入しました。ジャストサイズでした! 履き心地もとても良いです。 それとおまけとポイント10倍に大満足です(^^)
引用元:楽天
利用者サイズ:27.5cm
普段履くスニーカーなどは27.5cmですが、こちらの商品は8.5(27.0cm)でジャストサイズでした。また、履き心地もよく高級感があり、とてもかっこいい商品です。
引用元:楽天
各サイトからコメントを拾いました。小さめのサイズを購入している人が多いようです。正直、小さめのサイズを選んだとしても、馴染むまでは時間がかかりますので、それに耐える気合が必要だと思います。
【パラブーツ】シャンボードを履いて感じるメリット
次に、シャンボードを半年履いて感じるメリットを紹介します。
シャンボードのメリット
- どのパンツでも相性が良く、コーデしやすい
- とにかくデザインが良い
- 履き心地が良い
それぞれ、解説しますね。
どのパンツでも相性が良く、コーデしやすい
シャンボードはどのパンツに相性が良く、コーデしやすいです。ぽってりとした可愛いらしいシルエットでありながらどこか武骨さもあり、主張しすぎない絶妙な革靴だと思います。
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おそらくチノパンにも合うと思います。
とにかくデザインが良い
パラブーツのシャンボードはとにかくデザインが良いです。最初の1足目にシャンボードを選ぶ人は多い気がします。
可愛いともカッコいいとも無骨ともシンプルとも言えるデザインは長年多くの人を魅了しています。
シャンボードを履いているだけで心が満たされます。
履き心地が良い
シャンボードの革はリスレザーなので、柔らかい作りになっています。リスレザーとラバーソールのクッション性が合間って非常に履き心地や歩き心地がよいです。
シャンボードは馴染むまでには4ヶ月かかりますが、馴染んだ後は大きなストレスがなく履けています。
私は薄手の靴下で羽根が閉じてしまっていますが、それでも問題なく履けています。
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【パラブーツ】シャンボードを履いて感じるデメリット
シャンボードを半年履いて感じるデメリット・注意点も紹介します。
シャンボードのデメリット・注意点
- 価格が高い
- モカ割れする
- 馴染むまで時間がかかる
それぞれ、みていきましょう。
価格が高い
シャンボードは価格が高いです。2023年12月時点で¥96,000。ケア用品も含めると10万円を超えてしまいます。
革靴には10万円はダメージがデカイのではないでしょうか。高級靴と言っても過言ではないでしょう。私は2023年6月に購入したのですが、その際は¥79,200でした。ちょっと値上げ幅が凄いですね。
とはいえ、唯一無二のデザインと日常靴として使いやすいことから、価格は高いですが、シャンボードを買って満足しております。
中途半端に安い革靴を買うよりも、高品質であるシャンボードを買って長く履く方がコスパがよいでしょう。
もし、価格の安い革靴をお求めならブランドストーンがおすすめ。サイドゴアで着脱しやすく、経年変化も楽しめます。パラブーツよりもだいぶ安く買えますよ。
ブランドストーンは以下記事で解説しておりますので興味のある方はご覧ください。
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モカ割れする
シャンボードはモカ割れする可能性があります。モカ割れとはUチップの一部が割れる現象です。上記の画像でもUチップが1箇所パックリと割れています。
私は2ヶ月くらい履いたらモカ割れが起こりました。シャンボードはモカ割れが付き物とされています。
とはいえ、モカ割れはエイジングの一種とも言われ、経年変化を楽しむ一員となっているので、気にする必要はないでしょう。
モカ割れの影響は微々たるものです。私自身もモカ割れは全く気にしていません。
馴染むまで時間がかかる
シャンボードですが、馴染むまでに結構時間がかかります。私は馴染むまでに週3ペースで履いて4ヶ月かかりました。
馴染むまでは修行のようで、私の場合はくるぶしと小指が痛みました。皮が剥けて血が出ることはなかったのですが、履いた後の足は真っ赤でしたね。
履き始めてから4ヶ月経ってようやく足に馴染みました。今では大きなストレスなく履けています。
まとめ:シャンボードのサイズ選びは試着するのがベストだが、難しい場合はハーフサイズダウンを推奨
本記事ではシャンボードのサイズ選びについて解説しました。シャンボードのフィッテングは革靴の中でもかなり難しいと言われています。できれば、試着して決めるのがベストです。
試着がどうしても難しい場合は、ハーフサイズダウンを推奨します。
最初はきついかもしれませんが、履き込むとちょうどよいサイズになるでしょう。私自身、ハーフサイズ下げたUK6.5(筆者の足実寸25.5cm)を買って満足しておりますし、今では着用頻度の高いエース靴となっています。
シャンボードはコーデがしやすく耐久性もあり、長期で使える革靴なので、とてもおすすめです。興味のある方はぜひ購入をご検討ください。
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