- サンダースのオフィサーシューが気になる
- サンダースのサイズ選びは難しいのかな
- 試着できる店舗がないし、誰かサイズ感を詳しく解説してくれないかな
- 購入するなら間違いなくサンダースのオフィサーシュー!と決め手になる情報がほしいな
私は2025年10月にサンダースのオフィサーシューを購入しました。購入した理由は以下のとおりです。
オフィサーを購入した理由
- ビジネスにも使えるカッコいいプレーントゥの革靴がほしかった
- 雨でもガシガシ履けるプレーントゥの革靴がほしかった
- 経年変化がカッコいい革靴が欲しかった
- 試着した時のフィッティングがよかった
私は35歳にもなってプレーントゥの革靴を持っていませんでした。あまりスーツを着る機会がないのでスーツの時はローファーを履いているレベルです。
最近では仕事で外に出る機会が増えたので、「スーツにローファーはまずいな」と思い、プレーントゥの購入を考えていました。
そんな時に目にしたのがサンダースのオフィサーシューズです。宝石のような光沢感にシンプルなデザイン。とても惹かれるものがありました。
しかもガラスレザーで雨でもガシガシ履ける、経年変化もカッコ良さそう。色んな要素を組み合わせた上でサンダースのオフィサーがビビッと来たのです。実際に、店舗で試着してみるとフィッティングも良く、購入を決断しました(通販で買いました)。
ポイント
本記事ではサンダースのオフィサーのディティールやサイズ感を解説します。
革靴は試着してみると購入するのがベストですが、近くに店舗がない方でも、サイズ選びの参考になれば幸いです。
また、サンダースはオフィサーよりもミリタリーダービーが有名です。オフィサーシューとミリタリーダービーの違いも紹介します。
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Contents
【サンダース】オフィサーシューの特徴・スペック
ざっくりとですが、サンダースのオフィサーシューの特徴は以下のとおりです。もう知っているよ!という方は飛ばして頂いて結構です。
オフィサーシューの特徴
- シンプルなプレーントゥで幅広いスタイルに合わせやすい
- 羽根部分に3本ステッチが施された特徴的なデザイン
- ヒール部分には、英国ならではのクラウンマークを表現することが許された特別仕様
- ポリッシュドレザーのアッパーを採用し、光沢があり傷・汚れが付きにくく、雨にも比較的強い
- グッドイヤーウェルト製法で頑丈な作り
- お手入れが簡単
サンダースはMOD(英国国防省)に正式にシューズを納めているブランド。そのサンダースが保管しているミリタリーシューズのアーカイブをもとに、型の段階から作られたのがこのコレクションです。
もともと軍用靴がベースなのでタフさはお墨付き。上品な見た目とミリタリー由来のタフさがちょうどよく、カジュアルにもドレスにも自然になじみます。
ワードローブにひとつあると重宝するモデルです。オフィサーシューズのスペックは以下のとおりです(2025年11月時点)。
| モデル | 2246B MILITARY OFFICER SHOE |
| 価格 | ¥68,200(税込) |
| カラー | BLACK |
| 素材 | アッパー:ガラスレザー/ソール:ラバー |
| 生産国 | イングランド |
| 製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
| サイズ | UK5H(24.5-25.0)〜UK9(28.0-28.5) |
シンプルなプレーントゥタイプ。
クセのないでデザインでありながら、別名ピューリタンステッチと呼ばれる、特徴的な3本のステッチラインが羽根部分に施されています。ヒール部分には英国ならではのクラウンマークを表現する事が許されています。アッパーはポリッシュドレザー仕様。光沢感をがあり傷や汚れが付きにくく、比較的雨にも強いのが特徴です。ブラッシングの後、少量の水を含ませた柔らかい布で磨いて頂くと光沢感が保てます。簡単にお手入れができるため、革靴を初めて履く方へもおすすめです。
引用元:サンダース公式
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【サンダース】オフィサーシューのディティール
オフィサーシューのディティールを見ていきましょう。
上からの画像です。英国シューズらしいシンプルで上品なデザイン。
ポリッシュドレザーの光沢感が他の革靴との一線を画しています。キメの細かいカーフを使用しているため、自然な光沢となっています。
※カーフとは、生後6か月以内の子牛の皮をなめしたもの
オフィサーシューを後ろから見た写真です。日本限定のミリタリーコレクションとして企画されており、日本人の足型に合わせた木型を使うことで、ヒールカップもよりフィットする形になっています。
オフィサーシューのサイドからの画像です。
使用している革は、カーフをガラス加工した“ポリッシュドレザー”。カーフならではの上品さがあり、仕上がりもとてもきれいです。
ラバーソールには英国ITSHIDE社のコマンドソールが使用されています。グリップがよく、雨の日でもガンガン履くことが可能です。
靴の中の画像です。インソールは硬めで、取り外すことはできません。
↑靴の中の側面には、サイズ表記や型番が印字されています。
ヒール箇所にはエリザベス女王のクラウンが刻印されています。英国靴として確固たる信頼を築き上げていることが分かります。
↑は1ヶ月着用後のオフィサーシューです。良い感じのシワが入り、経年変化を楽しめる1足になっています。
キメの細かいカーフレザーをポリッシュド加工したサンダースならではの経年変化を楽しめるのも、魅力です。
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【サンダース】オフィサーシューズのサイズ感・サイズ選び
オフィサーシューは日本人向けの木型を採用していますが、実際のサイズ感はやはり気になるところ。シューレースでフィット感の調整はしやすいものの、できれば店舗で試着するのがベストです。
とはいえ、ここではネット購入を検討している方の参考になるよう、サイズ感の考え方と筆者自身の着用サイズを交えて紹介していきます。
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【サンダース】オフィサー選びの参考に!筆者は左足25.5cm、右足25.3cmでUK6.5を購入しました
筆者の足寸法
- 足長(左) 25.5cm
- 足長(右) 25.3cm
- 足囲(左) 23.0cm
- オフィサーシューのUK6.5(25.5~26.0cm)を購入
※足長とは1番長い足の指先からかかとまでの長さ。足囲とは足の親指と小指の付け根にある骨の出っ張りをぐるりと1周した時の長さです。
私は足長が左25.5cm、右25.3cm、足周が23.0cmでオフィサーシューのUK6.5を購入しました。UK6.5を「cm」に変換すると、25.5~26.0cmとなります。
※ここでのサイズ表記は、SANDERSのサイズチャートを参考にしています。
つまり、実寸よりやや大きいサイズのオフィサーシューを購入したのです。店舗で試着した際は、UK6.0とUK6.5を試着し、所感は以下のとおりです。
ポイント
筆者の実寸:左25.5cm 右25.3cm
UK6.0(25.0-25.5cm):ジャストサイズだが圧迫感が強かった。今後、革が伸びることを考慮しても、仕事で長時間着用するのは微妙と判断。分厚い靴下も履けない。
UK6.5(25.5-26.0cm):余裕があった。圧迫感や締め付け感はなし。紐で縛れるので、長時間着用することを考慮すると、緩めのほうが快適と判断した
1番しっくりきたのはUK6.5cmでした。店員さんに最初に用意されたのは、UK6.0でしたが、ちょっと窮屈でしたね。
私はオフィサーシューを仕事で着用したいため、1日8時間以上履くことは確定です。そのため、少しでも快適に履きたい。そう考えると、UK6.5のほうが余裕のあるサイジングで快適と感じました。
オフィサーシューは多少大きかったとしても、紐で調整することが可能なので問題ありません。実際、1ヶ月以上オフィサーシューを履いておりますが、UK6.5で快適に仕事をこなせております。
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【サンダース】オフィサーのサイズ選びに関する口コミ
オフィサーシューのサイズ選びに関して口コミをピックアップします。
足幅E、甲の高さ標準、両足とも足長26.3でUK7.5サイズを購入しました。ハーフサイズ下でもよかったかなと思いますが、大きいわけでもないのでちょうどいいくらいです。歩きやすくとても満足です。
引用元:楽天
22歳男スニーカーサイズ26cmです。 サイズ7を購入しましたがジャストでした。足幅が広いので心配していましたが全く問題ありません。 長く大切に履こうと思える一足に大満足です。
引用元:楽天
普段26.5か27のサイズで足幅広めですが7Hでちょっと余裕ある感じでした。紐をきつめにすればちょうどよくなります!スレイプニルのシューツリー25.5だと大きかったので2サイズ下げた方が良さそうです。これから大事に使っていきたいです!
引用元:楽天
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【サンダース】オフィサーシューのメリット
オフィサーシューを履いて感じるメリットを紹介します。
98998のメリット
- カジュアルにもドレスにも対応できるデザイン
- 日本人向け木型でフィット感が良い
- 上品な光沢があって扱いやすい革
- ミリタリー由来の安心感・多少の雨は気にしなくてOK
- コスパ良く革靴初心者でも入りやすい
それぞれ、解説しますね。
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カジュアルにもドレスにも対応できるデザイン
プレーントゥをベースに、羽根部分には3本のピューリタンステッチのみを施した控えめなデザイン。主張しすぎないため、デニムやチノパンと合わせたカジュアルな装いにも自然に馴染みます。
一方で、スラックスと合わせれば足元をきちんと引き締めてくれるため、ドレス寄りのスタイルにも違和感なく対応。
シーンや服装を選ばず使える、バランスの取れた1足です。オフィサーの着用イメージを持っていただきたいので、以下に各パンツと合わせた画像を貼ります。
↑デニムはオアスロウ105です。オアスロウ105は私のお気に入りのデニムです。
↑はFOBfactoryのグレーパンツです。スラックスにオフィサーを合わせるとだいぶオフィスカジュアル感が強くなります。
オフィサーは軍パンにも間違いなく合います。↑はGUのパラシュートパンツですが、綿の軍パンだとなおよいでしょう。
オフィサーはチノパンで大丈夫です。↑はユニクロのワイドフィットチノです。ちょっと撮り方が悪かったですね。
最後にA.P.C.のプチニュースタンダードとオフィサーです。プチニュースタンダードはスキニージーンズなので、もうパツパツで恥ずかしいです。
でもヒゲやハチノスが好きで手放せません。
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日本人向け木型でフィット感が良い
日本限定モデルらしく、日本人の足型に合わせた木型を採用されています。特にヒールカップの収まりがよく、かかとが浮きにくいのが印象です。
見た目はスマートですが、履いたときの安心感はしっかりあります。
上品な光沢があって扱いやすい革
アッパーには、上質なカーフを使用したポリッシュドレザーを採用。
ガラス加工が施されていますが、ギラついた印象はなく、カーフならではのきめ細かさによっていやらしさのない上品な光沢感に仕上がっています。
この光沢感はシンプルなプレーントゥデザインとも相性が良く、まさにオフィサーシューズらしい表情。
さらに、履き込むことでツヤに深みが増し、派手すぎない範囲で経年変化も楽しめるのは、このモデルならではの魅力です。
ミリタリー由来の安心感・多少の雨は気にしなくてOK
MOD(英国国防省)への納入実績を持つサンダースらしく、このモデルもミリタリーシューズのアーカイブがベース。見た目は上品ですが、作りはしっかりしていてタフです。
また、ミリタリー由来らしい堅牢なラバーソールを採用しており、滑りにくく安定感も十分。ポリッシュドレザーのアッパーと相まって、多少の雨であれば気にせず履けるのも嬉しいポイントです。
コスパ良く革靴初心者でも入りやすい
イングランド製でありながら、7万円以下で購入できる点は大きな魅力。素材や作り、ブランド背景を考えると、かなりコストパフォーマンスは高いと感じます。
レースアップ仕様でフィット感の調整がしやすく、ポリッシュドレザーによってお手入れも簡単。価格・履きやすさ・扱いやすさのバランスが取れているため、革靴デビューとしても選びやすい1足です。
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【サンダース】オフィサーシューのデメリット→ほとんどないです。唯一挙げるとしたら光沢感
実際に履いていて、正直なところ大きなデメリットはほとんど感じていません。あえて挙げるとすれば、ポリッシュドレザーならではの光沢感。
上品できれいな印象が出る反面、マットな革靴と比べると足元に視線が集まりやすいのは事実です。そのツヤ感を「程よく主張があってカッコいい」と感じるか、「もう少し控えめが好み」と感じるかは好みが分かれる部分。
個人的にはオフィサーシューらしさを感じられるポイントで、気になるデメリットというよりは好みの問題だと思います。
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【サンダース】オフィサーシューがおすすめな人
オフィサーシューがおすすめの人
- カジュアルにもドレスにも使える革靴を探している人
- 初めてきちんとした革靴を買おうとしている人
- イングランド製の革靴を、できるだけ現実的な価格で履きたい人
- 日本人向けの木型で、フィット感を重視したい人
- 雨の日も気にせず履ける、扱いやすい革靴が欲しい人
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【サンダース】オフィサーシューとミリタリーダービーの違い
サンダースの定番としてまず思い浮かぶのはミリタリーダービーですが、実はオフィサーシューも負けず劣らず完成度の高いモデルです。
どちらも同価格・同じミリタリールーツを持ちながら、デザインや雰囲気は意外と違いがあります。
違いがひと目で分かるように、サクッと表にまとめました。
| 商品名 | 2246B MILITARY OFFICER SHOE | 1128B MILITARY DERBY SHOE |
| 画像 | ![]() |
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| 価格(税込み) | ¥68,200 | ¥68,200 |
| 素材/ソール | ポリッシュドレザー(カーフのガラス加工)/ラバーソール | ポリッシュドレザー(カーフのガラス加工)/ラバーソール |
| 製法 | グットイヤーウェルト | グットイヤーウェルト |
| 生産国 | イングランド | イングランド |
| デザイン | プレーントゥ | ストレートチップ |
上表のとおり、オフィサーシューとミリタリーダービーの大きな違いは、プレーントゥかストレートチップかという点です。
価格や素材、作りに関しては共通しており、基本的にはトゥデザインの違いと考えて問題ありません。
完全に好みの問題です。お気に入りのほうを選ぶとよいと思います。
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まとめ:オフィサーのサイズ選びは試着するのがベストだが、難しい場合はジャストサイズを推奨
本記事では、サンダースのオフィサーシューのサイズ感や特徴について解説しました。
日本人向けの木型を採用しているとはいえ、革靴のサイズ感は個人差があるため、可能であれば店舗で試着して選ぶのがベストです。
シューレース仕様のためフィット感の調整はしやすく、ローファーほどサイズ選びで悩む必要はありません。
ネットで購入する場合は、基本的にはジャストサイズを選ぶのがおすすめです。
筆者は左足25.5cm、右足25.3cmで、UK6.5(ジャストサイズ)を購入しましたが、かかとの収まりも良く、全体的にちょうどよいフィット感でした。
履き始めはやや硬さを感じるかもしれませんが、履き込むことで革が馴染み、自分の足にフィットしてきます。万が一フィット感に違和感が出た場合は、靴下の厚みやインソールで調整するのもおすすめです。
オン・オフ問わず使えるデザインと、雨の日でも気にせず履ける実用性を兼ね備えたオフィサーシュー。
初めての本格的な革靴としても安心して選べるモデルなので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
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