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グラミチはおじさん?ヘンプGショーツのサイズ感・経年変化・コーデ紹介

ヘンプGショーツ-正面画像

夏になると毎年気になっていた「グラミチのショーツ」。気にはなっていたものの、なかなか手を出せずにいました。

そんなある日、たまたま立ち寄ったオッシュマンズのサマーセールで、出会った短パンがヘンプ素材のGショーツでした。

売り場にはグラミチの定番ショーツがずらりと並んでいて、目移りする中で手に取った1本。「ヘンプのショーツ」は意識したことはなかったのですが、触ってみるとしっかりとした厚みのある生地感。

ヘンプGショーツとCAMBER302とジャランスリウァヤのローファー

ヘンプらしいガッシリ感がありながらも、試着してみるとゴワつきは少なく、肌にすっと馴染む印象でした。シルエットも絶妙で、これならアウトドアも街でも問題ないと判断し、購入を決めました。

それから実際に何度も履いてみると、風通しがよく、夏でも蒸れにくい快適な履き心地。これまで夏の定番として穿いていたパタゴニアのバギーズロングよりも出番が多くなっています。

「履き心地が良く、涼しい」
「丈夫なのに、どこか雰囲気がある」

そんな絶妙なバランスを叶えてくれるグラミチのヘンプGショーツ。本記事では、その魅力やサイズ感、経年変化、コーデまでリアルな使用感を紹介します。

jumpei
jumpei
グラミチのヘンプGショーツはとても使い勝手の良いショーツです。

 

グラミチは「おじさんファッション」なのか?

グラミチのロゴ

グラミチと検索すると、サジェストに出てくる「グラミチ おじさん」というワード。

初めて見たときは少し驚きましたが、確かに街中で見るグラミチのショーツは、年齢層高めの男性が穿いていることも多く、そんなイメージを持たれているのかもしれません。

動きやすくて楽ちん、かつシンプルなデザインで昔から「ショーツと言えばグラミチ」と考える人は少なくありません。

その“実用性重視”な見た目から、若い人からするとちょっと地味に映る部分もあるのでしょう。

グラミチ-ヘンプGショーツ-後ろポケットの文字

一方で、グラミチは古着屋でも人気です。アウトドアや街着で再評価されているブランドでもあります。

「おじさんぽい」と感じるか、「味がある」と捉えるかは、結局のところどう着こなすか、どのモデルを選ぶか次第なんですよね。

実際、今回紹介するヘンプGショーツのように、生地感やシルエットが洗練されたモデルも多く、
“おじさんっぽい”という先入観でスルーするには、もったいない1本がたくさんあります。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」のスペック【丈夫だけど涼しい素材】

グラミチ-ヘンプGショーツ

グラミチの定番ショーツといえば、言わずと知れた「Gショーツ」。

そのGショーツの機能性とシルエットはそのままに、素材をヘンプ×コットンに置き換えたモデルが、この「ヘンプGショーツ」です。

グラミチ-ヘンプのタグ

ヘンプは麻の一種で、通気性や吸湿性に優れ、汗をかいてもベタつきにくいのが特長。同じ麻素材としてよく知られるリネン(亜麻)に比べると、より繊維が強く、がっしりとした質感が魅力です。

穿き始めはやや硬さを感じるものの、使い込むほどに馴染み、風合いが出てくるのもヘンプならでは。

見た目はナチュラルで、ラフすぎない雰囲気も◎。アウトドア、タウンユース、旅行など、あらゆる夏のシーンで頼れる1本です。

商品名 HEMP G-SHORT
価格 ¥13,200(税込)
サイズ S, M, L, XL,XXL
color Black, yellow, purple, oliveなど
フィット リラックス・フィット
洗濯可否 洗濯可能(漂白剤は使用不可)
素材 ヘンプ55%、コットン45%
生産国 中国製

人気のG-ショーツをヘンプツイルで仕立てたモデル。ヘンプ素材は高い耐久性と柔らかな風合いを兼ね備えており、アクティブな動きに適した快適な着用感が特長です。ウェビングベルトやダイヤモンドガゼットクロッチなど、Gramicciならではの機能性も健在。

引用元:グラミチ公式

jumpei
jumpei
ヘンプGショーツを履くようになってから、ヘンプってこんなに快適なんだ!と思いました。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」の詳細

ヘンプGショーツの各ディテールについて詳しく見ていきましょう。

ヘンプGショーツ-正面画像

ヘンプGショーツ-正面画像

前チャックはないです。アウトドアのショーツなので、可能な限り軽量化したい意図が見えます。

ヘンプGショーツ-背面画像

ヘンプGショーツ-背面画像

ヘンプGショーツ-ウェビングベルト

ヘンプGショーツ-ウェビングベルト

ヘンプGショーツにはグラミチの象徴であるウェビングベルトも備わっています。

ウェビングベルトのロゴ

ウェビングベルトの先に付いているグラミチのロゴがとてもかわいいです。

グラミチ-ウェビングベルトを腰からチラ見せしている画像

jumpei
jumpei
ウェビングベルトのロゴを腰からチラ見せさせるアクセントが堪らなく好きなのです。

ウェビングベルトを片手で締めている画像

しかもウェビングベルトは片手でキュッと着脱ができます。とても快適です。

jumpei
jumpei
このウェビングベルトこそ、他のショーツにはないグラミチならではの魅力です。

背面のウェビングベルト

背面のウェビングベルトはむき出しになっております。こちらも良いアクセントではないでしょうか。私は使ったことがないですが、フックに引っかけて乾かすことができるかもしれませんね。

グラミチ-ヘンプGショーツ-後ろポケットの文字

後ろの右ポケットに「GRAMiCCi」の文字タグが付いています。

右側ポケットがマジックテープになっている画像

後ろポケットはマジックテープ仕様です。防犯には少しだけ役に立つかもしれません。ちなみに後ろポケットは長財布が縦に入るくらいの深さがあります。

グラミチ-ヘンプGショーツ-前ポケットに手を入れている画像

↑は前ポケットに手を入れている画像です。手のひらがスポっと入っております。当然ながら、長財布は余裕で入ります。

jumpei
jumpei
ヘンプGショーツのポケットは中々の収納力を備えていますよ。

グラミチのガゼットクロッチの画像

ウェビングベルトに並ぶグラミチの真骨頂といえば、「ガゼットクロッチ」。グラミチの原点はまさにクライミングパンツ。

ガゼットクロッチになっていることで、180度の開脚が可能です。

グラミチ-180度開脚している画像

↑ストレスなく開脚できるガゼットクロッチ。「街着にこんな機能、必要ある?」と思うかもしれませんが、これが意外と侮れません。

私は、自転車に乗ることが多いですが、グラミチの短パンは本当に運転しやすい。ガゼットクロッチがあると脚の可動域が広く、日常の動きがスムーズになります。

地味に感じるかもしれませんが、こういうところで感じる小さな快適さが、日々のストレスを確実に減らしてくれます。

jumpei
jumpei
「ウェビングベルト」「ガゼットクロッチ」「経年変化」この3つが、グラミチを選ぶうえで外せないポイントだと思います。

ヘンプGショーツ-生地アップの画像

↑はヘンプGショーツの生地のアップ画像です。右綾でデニムと一緒ですね。ヘンプの影響なのか、毛羽感が強い印象です。今後の経年変化がとても楽しみ。

ヘンプGショーツ-パッカリング1 ヘンプGショーツ-パッカリング2 ヘンプGショーツ-パッカリング3

↑すでに15回くらい洗濯しましたが、いたるところにパッカリングが発生しています。色落ちも早い印象です。このヴィンテージ感が堪らなく好きです。

jumpei
jumpei
グラミチのヘンプGショーツ、穿けば穿くほど愛着が湧きます。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」のサイズ感・シルエット

ラコステ-グラミチ-ホパラ2

筆者の体型

身長:172cm

体重:58kg

ヘンプGショーツ:Lサイズ着用

身長172cm・体重58kgの私は、ヘンプGショーツはLサイズを選びました

このショーツは、短パンの中では丈がやや長めで、シルエットも少しゆったりとしたリラックスフィットです。

ヘンプGショーツ-MとLを着用

普段はトップス・ボトムスともにMかLを選ぶ体型ですが、試着してみたところ、Mサイズでも穿けなくはなかったものの、Lサイズのほうが自然に馴染んでしっくりきた印象でした。

特に、夏はショーツに少しゆとりがあるほうが涼しく感じられるのもあって、個人的にはLサイズを選んで正解でした。

ウエストはゴム+ナイロンベルト仕様なので、サイズに多少の余裕があっても調整はしやすく、体型に対してやや大きめを選んでも問題なく穿けます

jumpei
jumpei
ウエストは調整できるので、サイズ選びはそこまで神経質にならなくても大丈夫ですよ。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」のメリット・デメリット

メリット デメリット
  • ヘンプ×コットンの天然素材で風合いが良い 
  • 通気性・吸湿性に優れていて、夏でも快適 
  • 丈夫な麻ツイル生地で長く穿ける 
  • 片手でベルトを締められる
  • 動きやすい(ガゼットクロッチ)
  • 経年変化を楽しめる素材感
  • 生地が厚く、洗濯後の乾きが遅い
  • 季節限定のため、入手しづらい

ヘンプGショーツの魅力は、なんといってもヘンプが入っているからこその風合いと快適さにあります。

ヘンプ×コットンのツイル生地は通気性や吸湿性に優れており、夏でも蒸れにくく快適。見た目にはナチュラルな雰囲気がありながら、しっかりとした生地感でタフに穿き込めます。

また、片手でウエストを調整できるナイロンベルトや、180度開脚できるガゼットクロッチ構造など、グラミチならではの機能性も健在。

とくにガゼットクロッチは足さばきが良く、自転車に乗るときにもストレスがありません。さらに、穿き込むほどに風合いが増していくので、経年変化も楽しめる1本です。

一方で、生地がやや厚めなぶん洗濯後の乾きはやや遅め。さらに、季節限定の展開であることが多いため、タイミングによっては手に入りにくいのがややネックです。

それでも、街・アウトドア・自転車・旅行など幅広いシーンで活躍してくれるヘンプGショーツは、
夏に頼れる1本として、ワードローブに加えておきたい存在です。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」のコーデ

ヘンプGショーツとCAMBER302とジャランスリウァヤのローファー

グラミチのヘンプGショーツにTシャツはCAMBER302、靴はジャランスリウァヤのローファーを洗濯しました。オールブラックですが、グラミチ赤ロゴのアクセントを意識しております。

本当は赤のソックスを履きたいのですが、勇気が出ないです。

SERO-グラミチ-ホパラ2

ヘンプGショーツ、トップスはSEROのシャンブレーシャツ、シューズはHOKAのホパラ2です。

ヘンプGショーツのコーデ

引用元:https://item.rakuten.co.jp/canpanera/g05375/

柄の入ってた白Tとグレー系のスニーカーにも相性抜群です。

ヘンプGショーツは丈が短くないので、どの世代も穿きやすいショーツだと思います。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」の洗濯後のシワはどう?

グラミチの洗濯タグ

洗濯後のシワ感が気になる方はいるでしょう。↑のタグの通り、ヘンプGショーツは家庭での洗濯が可能です。

私は洗濯ネットに入れて洗濯しておりますが、洗濯後は若干のシワ残りがあります。しかしながら、全く気にしておりません。むしろ、ヘンプの風合いが出て、良い感じの印象です。

ヘンプGショーツ-洗濯乾燥後の画像

↑が洗濯乾燥後のヘンプGショーツの画像です。シワは気にしませんが、生地が厚い分、乾きが遅いです。

乾きの速さに関しては、パタゴニアのバギーズロングが圧倒的に速いですね。

 

グラミチ「ヘンプGショーツ」がおすすめの人

ヘンプGショーツがおすすめの人

  • ナチュラルな風合いのショーツが好きな人
  • 丈夫で長く使える1本が欲しい人
  • 経年変化を楽しみたい人
  • 麻の素材を試してみたい人
  • 通気性の良いショーツを探している人
  • ウエスト調整が楽なショーツを探している人

↑のにピンとくる方には、グラミチのヘンプGショーツはまさにうってつけ。天然素材ならではの風合いと、グラミチらしい機能性を兼ね備えた1本です。

夏の定番ショーツを探しているなら、ぜひ選択肢に入れてみてください。

 

グラミチ 定番のショーツ2選

GショーツとNNショーツの比較

本記事では「ヘンプGショーツ」を中心に紹介してきましたが、グラミチには昔から愛されている定番ショーツがいくつか存在します。

中でも特に人気なのが「Gショーツ」と「NNショーツ」の2モデル。

どちらもグラミチらしい機能性を備えつつ、素材やシルエットが異なるので、選ぶ際の参考にしてみてください。

Gショーツ

Gショーツ

Gショーツは、ブランド創設時から続く、まさに「グラミチの顔」ともいえる定番ショーツ。

素材にはコットン100%のツイル生地が使われており、しっかりとした厚みと耐久性を兼ね備えています。タフに穿き込めて、アウトドアでも日常使いでも頼れる1本です。

シルエットはゆったりとした太めで、股下には180度開脚を可能にするガゼットクロッチ、ウエストには片手で調整できるウェビングベルトを搭載。

動きやすくてラフに穿ける、まさにグラミチらしさが詰まったモデルです。今回紹介しているヘンプGショーツは、このGショーツをベースに素材をヘンプ混に変更した夏仕様。

コットンとはまた違った風合いや通気性が加わり、より涼しくナチュラルな履き心地が魅力となっています。

NNショーツ

NNショーツ

NNショーツのNNは「Neat and Narrow(すっきり細身)」を意味する、グラミチの中でも都会的でスタイリッシュな1本です。

シルエットはGショーツに比べて細身で、ややテーパードがかかっており、カジュアルすぎない印象。丈も短すぎず、街でも大人っぽく穿けるのが特徴です。

素材にはストレッチツイル生地(コットン98%、ポリウレタン2%)を採用しており、適度なハリ感とストレッチ性がGOODです。動きやすさと快適さが両立されています。

もちろん、ガゼットクロッチやウェビングベルトも搭載。前開き仕様でより日常的に使いやすくなっています。

まとめ:ヘンプGショーツは快適で経年変化も楽しめる短パンだと思う

まとめ

本記事では、グラミチの「ヘンプGショーツ」のサイズ感やディテールを紹介しました。

ヘンプ生地は丈夫で通気性や肌馴染みも良く、暑い季節でも快適に過ごせるのが魅力。

さらに、穿き込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめるのも大きなポイントです。

個人的には、夏の定番ショーツとしてかなり気に入っており、これからもどんどん履き込んでいきたいと思っています。

「快適で、雰囲気のあるショーツが欲しい」という方には、ぜひ1度試してみてほしい1本です。

 

 

-トップス,ボトムス